2017年03月23日

阪神大賞典回顧(ラップ分析)

レース総括
■前半〜道中がかなり厳しく、尚且つ上がりも止まらない超ハイレベル戦
■高い持久力&持続力が問われた


阪神大賞典結果


サトノダイヤモンド3.02.6 35.4 07-08-08-04
シュヴァルグラン3.02.8 35.9 07-07-05-02
トーセンバジル3.03.2 35.8 09-09-09-07
タマモベストプレイ3.03.4 36.6 02-02-02-02
スピリッツミノル3.03.4 36.4 05-05-06-04

天候:晴 芝:良
上り4F:48.1 3F:35.8
前中後1000m:61.5-60.4-60.7
12.8-11.8-11.6-12.7-12.6-11.5-11.7-12.5-12.4-12.3-12.6-12.3-11.7-11.8-12.3

阪神大賞典ラップタイム


レースラップ分析


ラップタイムを見ると、前半からある程度速くなり、道中は極端に締まった
展開、そこから上がりもしっかり加速して→最後まであまり落ち込まない形。

今回の特徴は、やはり前半〜道中の厳しさで、当然まずは高い持久力を備えて
いなければ話にならない…というレースだった。

また後半の展開として、ラップ自体は一気に加速する形になっているものの、
途中から飛ばした1頭に対して、後続が向こう正面のある程度早い段階から
詰めた格好なので、適性的には(切れよりも)末の持続力が問われた。

脚質的には、この展開なので、前半〜道中で少しでも脚を使っていない差し馬
有利と言えるが、どちらにしても、一定以上の地力がなければこの流れを浮上
するのは難しかったはずで、(2頭だけでなく、3〜5着馬も含めて)上位の
実力は素直に認めていいはず。


各馬について


出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

サトノダイヤモンド
前半〜道中は後方からじっくりと進めて、勝負所でも先に動いた相手をじっと
見つつ急ぎ過ぎない…という内容だったので、恵まれも多少はある。
ただしこの舞台自体に対する適性では、元々明らかに相手の方に分がある状況
ではあったし、今回は勝ち切ったことだけをシンプルに評価したいところ。
(もちろんパフォーマンス自体も普通に高いが)
京都に替わっての前進も間違いないし、いいスタートを切ったと言えそう。

シュヴァルグラン
本気の仕上げ(?)で、この厳しい展開の中、勝負所でかなり積極的に攻める
競馬をしながらもしっかりと2着。
結局最後は交わされはしたものの、当然その地力は認められる。
(そもそもの話、ここにそこまで勝負をかける意味が良く分からないが…)
この馬の場合は、京都に替わって得をする…という訳ではないので、相手とは
確実に差が開くだろうが、実力的に好走は当然あり得る。注目はしたい。




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posted by 山宗 at 19:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月08日

チューリップ賞回顧(ラップ分析)

レース総括
■前半かなり速く、道中一旦落ち着いて→しっかりと加速する展開
■一定の持久力&切れが問われた


チューリップ賞結果
ソウルスターリング1.33.2 33.8 05-05
ミスパンテール1.33.5 33.7 10-09
リスグラシュー1.33.6 33.9 08-07
ミリッサ1.33.7 34.1 07-07
カワキタエンカ1.33.8 34.7 04-03

天候:晴 芝:良
上り4F:46.8 3F:34.6
前半4F:46.4
12.4-10.7-11.1-12.2-12.2-11.4-11.3-11.9

チューリップ賞ラップタイム


レース詳細
ラップタイムを見ると、前半がかなり速くなり、道中は一旦落ち着く展開で、
その後ラスト3Fで一気に加速して→最後までそれ程落ちない形。

今回の特徴は、まずはやはり前半の速さで、そこでしっかりと引っ張られた
ことで、当然一定以上の持久力が問われたはず。

道中に関しては、この週は全体的に時計が出ていたことを考えれば、少し緩め
くらいの印象で、そこからの加速について行けるだけの切れと、(レース全体
として)大きな緩急がつくリズムへの対応力が必要になった。

また脚質的には、スタート直後にしっかりと脚を使った前の馬には厳しくて、
やはり差し馬優勢だったと言えそう。

どちらにしても今回の場合、(道中は落ち着いた形でも)レース全体としては
コース改修後は1度しかなかった前傾の展開で、タイムも翌日の準OPとほぼ
変わらない。とりあえずは上位の地力は素直に信頼して良さそう。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ソウルスターリング
好発から前半の速い部分にもある程度はつき合った格好で、直線も1頭全く
違う推進力を見せた形での勝利。
(逆境とまでは言えないものの)位置取り的に恵まれた訳ではなく、前半を
控えて→最後浮上した馬とは一線を画した内容。単純に強いの一言。
残すは関東のレース経由の馬たち…といった情勢だが、問題はなさそう。

リスグラシュー
後方からになった前走と比べれば、前半でしっかり引っ張られた格好だが、
じっくりと進めた割りに最後伸びあぐねた…という印象は否めない。
今回は(馬格のないタイプらしく)少しチョコチョコした走りにも見えたし、
本質的には直長での総合力勝負よりも、もう少しスタミナ色の強いレースか、
持続力が問われる展開の方が向いているのかも知れない。オークスなら。

カワキタエンカ
道中は少し控えた格好だが、スタート直後に脚を使って、勝負所もある程度
積極的に攻めつつ→早め先頭という競馬で、勝ち馬にはあっさりと交わされた
ものの、他の馬たちに対しては良く粘った…と言っていいはず。
ここで権利が取れなかったので、次がどうなるのか?は分からないが、相手
弱化ですぐにでも巻き返してきそう。




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posted by 山宗 at 19:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月01日

中山記念回顧(ラップ分析)

レース総括
■前半ゆったりした展開からの→ロングスパート戦
■後半の持続力が問われた


中山記念結果
ネオリアリズム1.47.6 34.3 03-02-02-03
サクラアンプルール1.47.7 33.8 09-08-08-07
ロゴタイプ1.47.8 34.5 01-01-02-02
アンビシャス1.47.8 33.8 09-08-08-07
ヴィブロス1.47.9 34.4 07-05-04-04

天候:晴 芝:良
上り4F:46.2 3F:34.6
前半1000m:61.4
12.6-12.2-12.6-12.9-11.1-11.6-11.6-11.3-11.7

中山記念ラップタイム


レース詳細
ラップタイムを見ると、前半かなりゆったりと入って、道中は向こう正面で
一気にペースアップする展開、そこからコーナー前後で多少の緩急が付きつつ
→最後まであまりラップの落ちない形。

今回の特徴は、まずはやはり前半の遅さで、そこでしっかり溜められたことで
多くの馬が後半まで十分な余力を残せたはず。
その後、スローに耐えかねたマイネルミラノが仕掛けたことで、後半の水準が
かなり高くなって、適性的には当然持続力が必要になった。

今回の場合、脚質というよりもコース取りが重要になった印象で、3〜4角の
レースラップが11秒台半ばを刻んでいるのだから、そこで外を回して、尚且つ
押し上げでもすれば、相当な負荷が掛かることになったはず。

したがって、(元々仕掛けの早い展開の中で)外の馬が脚を使わされ過ぎて、
相対的に溜められた形の内の馬が有利になった…ということは言えそうだし、
実際にも道中インを進めた馬が上位に多く入っている。

当然この先に向けては、その点をしっかりと踏まえた上で、それぞれの上げ
下げを考えたいところ。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ネオリアリズム
インにこだわった騎乗で、結果的にはマイネルミラノのアシストも大きかった
とは思うが、この馬自身もやはりしっかりとした持続力は示した格好。
札幌記念&マイルCSで示した前半〜道中でのパフォーマンスに加えて、今回
&小倉大賞典で示した道中〜上がりでのパフォーマンスを考えると、地力でも
持続力でも、大阪杯に向けて一通りの裏付けは取れた…という扱い。
相手は当然強いが、少なくともいい勝負は出来て良さそう。

アンビシャス
コーナー部分で無理に押し上げなかった…という部分も一応はあるのだが、
(これは斜めに力を使わないルメールJの特徴)
それでも内を進めた馬が上位を占めた中で、最後外からしっかり迫ったことは
やはり評価しておきたいところ。
この内容であれば当然、次戦での前進を考えたいところだし、相手は強くなる
ものの、大阪杯では十分期待できそうな雰囲気。

リアルスティール
昨年は(展開自体は厳しくても)コーナーのラップが落ち着いたのに対して、
今年はそこが締まった。その点が(個人的に)今回の敗因だと思える。
(前半の遅さで)他の馬が後半に余力を残せるような展開の中で、元々大きな
フットワークをする馬が、小回りの高速コーナーで忙しくなった…と考えれば
一応納得はいく。(終始中を進んだので上記の通り逆境の立場でもあった)
負け過ぎは負け過ぎだが、基本的にこの結果は度外視したい。




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posted by 山宗 at 20:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月22日

フェブラリーS回顧(ラップ分析)

レース総括
■前半かなり速く→道中で一旦溜めて→しっかりと加速する展開
■持久力&切れが問われた


フェブラリーS結果
ゴールドドリーム1.35.1 35.6 09-08
ベストウォーリア1.35.1 35.7 08-06
カフジテイク1.35.2 34.9 14-16
エイシンバッケン1.35.4 35.4 13-15
ニシケンモノノフ1.35.6 36.4 02-02

天候:晴 ダート:良
上り4F:48.9 3F:36.1
前半4F:46.2
12.1-10.5-11.4-12.2-12.8-11.8-12.0-12.3

フェブラリーSラップタイム


レース詳細
ラップタイムを見ると、前半かなり速い流れになり、4コーナー手前で一旦
しっかりと落ち着く展開。その後一気に加速しつつ→直線は右肩下がりの形。

今回の特徴は、まずは前半の速さで、単純にそのスピードへの対応が問われる
とともに、後半部分ではしっかりと持久力が試される形になった。

また前半で少し縦長になった分、コーナー部分でしっかりと溜めて→勝負所で
大きな加速が入る形になったことから、適性的にはやはり切れが必要になり、
その点で脚質的にも、(元々決め手のある)差し馬に向いたイメージ。

この展開なので、とりあえず上位の地力はある程度信頼できるし、溜めが効く
…という部分で考えれば、距離延長にもつながって良さそう。
(もちろん他のレースで"持続力"という部分の裏付けは欲しいが)


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ゴールドドリーム
スタート微妙ながらもそれほど無理もなく中団に取り付いて、一応前半は
受け流した格好。その後緩んだコーナーでしっかりと押し上げつつ→直線も
フットワークを活かして(最後は惰性を効かして)押し通した。
(発走直後を除けば)展開に対する位置取りや動き出し、コース取りなど、
完璧な騎乗による部分も大きいが、この馬自身もやはり力は示している。
JDDでは極端に前傾の展開で最後厳しくなったが、もう少し切れを活かせる
展開であれば距離延長も問題はないはずで、当然この先の期待は大きい。

ベストウォーリア
中団から、コーナー〜直線で内寄りをジワジワと浮上する形での2着。
今回の場合、内にコースを取ったことで4コーナーで一旦ブレーキが掛かる
形になっていて、(本来は持続型の馬なだけに)その後の大きな加速に少し
苦労した…という面もありそう。
それを考えれば、最後しっかりと僅差に詰め寄ったこと自体、十分に価値が
ありそうだし、この先も引き続き活躍が期待できそう。
(そもそもここは基本若者向きのレース。⇒この馬自身まだまだ若い)

カフジテイク
前半は前走とほとんど変わらないくらいで入っているので、あれよりも高い
位置取りで進めるのは難しかっただろうし、勝負所も(完全な直線勝負という
より)少し早い段階から脚を使った形ではあったが、前述のようにコーナー
部分は緩む形だったので、追い上げのために極端に脚を使った訳でもない。
やはり今回は、この馬よりも前から進めつつも、後半にしっかりと脚を残して
いた上の2頭を褒めるべきレース。仕方がない。
この先は、阪神、中京あたりの中距離でもう1度見てみたいが…。




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posted by 山宗 at 20:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月15日

クイーンC回顧(ラップ分析)

レース総括
■前半〜道中がある程度流れて→そこからしっかりと加速する展開
■持久力&切れが問われた


クイーンC結果
アドマイヤミヤビ1.33.2 33.6 08-06
アエロリット1.33.3 33.9 06-03
フローレスマジック1.33.6 34.1 08-06
レーヌミノル1.33.7 34.6 01-01
ハナレイムーン1.33.8 34.0 11-10

天候:晴 芝:良
上り4F:46.4 3F:34.1
前半4F:46.8
12.3-11.1-11.4-12.0-12.3-11.3-11.2-11.6

クイーンCラップタイム


レース詳細
ラップタイムを見ると、前半からある程度速く流れて、その後もなかなか
スピードが落ちない展開。その後コーナーで一旦落ち着きつつ→ラスト3Fで
しっかりと加速して、最後も速いスピードを保ったままゴールを迎えた形。

今回の特徴は、まずは前半〜道中の水準の高さで、そこである程度しっかりと
引っ張られたことで、一定の持久力は当然問われ、脚質的にもやはり差し馬に
向いたイメージ。

また勝負所では、大きな加速を示して、適性的には"切れ"が問われた訳だが、
そこから最後までほとんどラップを落としていない…というのは、(今回の
ペースを考えれば)かなり価値が高そうで、上位馬がそのレベルの高さを
示したレースだったと言えそう。

したがって、突き抜けた2頭はもちろん、その下の少し不利があった&逃げ
粘った2頭の今後には大いに期待できそうで、そのぞれの動向にはしっかり
注意を払っておきたいところ。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

アドマイヤミヤビ
中団の後ろからではあったが、今回の流れを考えれば、これまでとは全く違う
水準のスピードにしっかりと乗り、尚且つ勝負所も攻めつつ→最後まで伸び
切る形での勝利。これは強いの一言。
現状では阪神JFの2頭に対してどこまで?というのはあるが、少なくとも
桜花賞&オークスで何も出来ないということはまずない。
しっかり注目していきたい存在。

アエロリット
中団から進めて、勝負所で攻めつつ→直線もしっかりとした決め手を発揮。
終始アドマイヤミヤビにマークされるような格好になり、水準の高い展開の
中で相手よりも常に早め早めの競馬をした訳なので、最低でも同じレベルでの
評価はしていいはず。これも強い。
こちらの方は距離延長してどうか?という部分はあるが、とりあえずマイルを
走っている限りは普通に世代上位。G1でも当然注目したい。

フローレスマジック
直線で前の扉が閉じて、一旦立て直す格好になったことを考えれば、上位の
2頭とも着差ほどの差はないはず。
ただし、そもそも不利を受けたこと自体、それだけの脚が使えなかったという
ことでもあるので、簡単に巻き返し…ということは言いづらい。
もちろん、少し間隔が空いた状態で反応に問題があったのかも知れないし、
鞍上が少し待ったのかも知れないが…。とりあえずもう1戦見たい。

レーヌミノル
最後はしっかり交わされる格好になったが、逃げて厳しい展開を演出しつつ
→直線も良く粘った内容で、改めてその地力の高さを証明した格好。
もちろんこのままマイルを走り続けて結果を出せるかは微妙だが、いずれ距離
短縮した時に、一気に頂点付近に登り詰める可能性は十分にありそう。
きさらぎ賞の回顧で、この世代を2007年のクラシック世代に例えたが、その
イメージからは、当然アストンマーチャン的な扱い。




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posted by 山宗 at 20:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

京都記念回顧(ラップ分析)

レース総括
■(実質的には)平均に近い流れからの→持続型上がり勝負
■一定の持久力&末脚の持続力が問われた


京都記念結果
サトノクラウン2.14.1 34.9 03-03-03-03
スマートレイアー2.14.3 34.8 04-04-04-04
マカヒキ2.14.3 34.9 05-05-05-04
ミッキーロケット2.14.4 34.5 08-08-08-08
アングライフェン2.14.4 34.7 07-07-07-06

天候:晴 芝:稍重
上り4F:48.4 3F:36.0
前半1000m:60.2
13.0-11.5-11.9-11.8-12.0-12.6-12.9-12.4-12.3-11.9-11.8

京都記念ラップタイム


レース詳細
ラップタイムを見ると、スタート直後からある程度速く、しばらくは全く緩ま
ない流れ。その後上り坂辺りで一旦落ち着いて→そこからゴールまでジワジワ
加速していく展開。

もちろんこれは1頭が飛ばして作った展開だが、後続に関しても前半〜道中で
それなりには引っ張られたはずなので、とりあえずは一定の持久力はしっかり
問われた格好。

ただし飛ばした前に対して、後続が一気に差を詰めたのはラスト3F辺りから
なので、(スピード耐性が問われる程の)極端な展開という訳では全くなく、
(中長距離馬向きの)極めてオーソドックスな持続型上がり勝負だった。

この先に向けては、平均的な展開とは言え、元々レベルの高い京都記念の平均
なので、当然上位の地力は信頼できるし、今後も(引き続き)活躍するはず。
後は単純に、適性面での上げ下げ…という点だけしっかり考えたいところ。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

サトノクラウン
同じような前が飛ばす展開でも、道中〜勝負所がしっかりと締め付けられた
香港ヴァーズとは違い、前が緩めたところからじっくりと詰めた格好なので、
今回は(この馬が得意とは言えない)ある程度の決め手が必要な展開。
それをしっかり勝ち切ったのは、適性の幅という部分でも価値がありそう。
もちろんダービーの好走がある馬なので、元々出来ないことはないはずだが、
とりあえずこの先の選択肢は広がったように思える。
個人的にベストだと思うのは有馬記念。それまでは海外で活躍して欲しい。

マカヒキ
フランスから帰国しての初戦で、状態がベストだったとは言えないだろうし、
勝負所では他の上位馬に対してワン(半?)テンポ先に動き出した格好では
あったので、勝ち切れなかったことは仕方のない部分はある。
それでも、そこから最後スマートレイアーに伸び負けた…というのはやはり
気掛かりで、"持続力"という点は、この先常に課題にはなりそうな雰囲気。
その点、今の段階で(個人的に)ピッタリと思えるのはJCしかない…。




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posted by 山宗 at 19:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月07日

きさらぎ賞回顧(ラップ分析)

レース総括
■前半&道中が平均〜平均強の流れから→直線でしっかり加速する展開
■一定の持久力&切れが問われた


きさらぎ賞結果
アメリカズカップ1.50.1 35.9 03-03
サトノアーサー1.50.4 36.0 05-06
ダンビュライト1.50.4 36.1 05-04
プラチナヴォイス1.50.6 36.6 02-01
エスピリトゥオーゾ1.50.9 36.2 07-07

天候:曇 芝:重
上り4F:48.5 3F:36.1
前半1000m:61.6
12.9-11.6-12.0-12.5-12.6-12.4-12.2-11.7-12.2

きさらぎ賞ラップタイム


レース詳細
ラップタイムを見ると、馬場を考えれば前半&道中ともに平均〜平均強といった
くらいの流れで、勝負所はじっくり→直線でしっかり加速する展開。

今回は少頭数ではあったが、重馬場ということを考慮すれば、平均的な水準では
しっかり流れているので、とりあえず一定の持久力が問われたことは確か。
当然、実力馬が自然と浮上する結果になった。

またレース後半は、コーナー部分である程度抑えつつ→直線に向いてから一気に
加速する形になっているため、適性的には切れが必要になったはずで、足元の
悪い中でしっかりギアチェンジ出来たかどうか?が明暗を分けたイメージ。


今回のレースを見ての第一感としては、道悪でギリギリまで待った仕掛けからの
→加速勝負…という点で、ジェンティルドンナが6着に敗れた京都記念に近い
ような印象を持っていた。当然サトノアーサーの負けは度外視…というように。

ただ改めて内容をチェックすると、展開的には一応の地力も問われた格好では
あったので、前半をこれまでに経験したことがないペースで追走→脚を削られた
…という可能性も捨て切れず、現段階では正直判断に迷うところがある。

元々この世代に関しては、2頭の強い牝馬が引っ張っている状況から、ウオッカ
&ダイワスカーレット世代に似ている印象を持っていたのだが、偶然にもその
世代のきさらぎ賞でも、単勝1倍台のオーシャンエイプスが敗れている。
(勝ち馬は後の菊花賞馬アサクサキングス)

とりあえず「サトノアーサー=オーシャンエイプス」でないことを祈りたい。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

アメリカズカップ
(後手を踏んで前半で無理をした部分があったとは言え)忙しい印象を受けた
前走に対して、今回は、道中が長くゆったりとして、純粋な持久力を活かせる
舞台に替わって、しっかりと巻き返した格好。
まさしくアサクサキングスに近いようなイメージの馬だが、その方向で言うと、
皐月賞は正直微妙。やはりダービー&菊花賞でこそかも知れない。
とりあえず長い目で見守りたい。

サトノアーサー
上記のように、地力負けの可能性も0ではないが、とりあえずその判断は保留。
それよりもまずは、元々大きなフットワークをするタイプ的に、この馬場での
加速勝負に合わなかったのは間違いないし、本線は一応そちらで考えたい。
(直線でスピードに乗るまでに時間が掛かりつつも→最後は惰性でしっかりと
詰めている…というのは救い)
この馬も(細かい脚使いが必要な)皐月賞よりもダービー&菊花賞の印象。




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posted by 山宗 at 19:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月31日

根岸S回顧(ラップ分析)

レース総括
■平均的な流れから→フラットな展開
■高い持続力が問われた


根岸S結果
カフジテイク1.23.0 34.5 14-15
ベストウォーリア1.23.2 35.6 06-06
エイシンバッケン1.23.6 34.9 15-16
キングズガード1.23.6 35.2 15-14
ニシケンモノノフ1.23.7 36.2 03-05

天候:曇 ダート:良
上り4F:48.0 3F:36.1
前半3F:35.0
12.2-11.0-11.8-11.9-11.9-12.0-12.2

根岸Sラップタイム


レース詳細
ラップタイムを見ると、前半は一応平均的な流れで、道中がある程度締まった
展開になり、そのまま最後までジワジワと減速しつつも、フラットに近い形。

今回の特徴は、道中が全く淀みなく流れた…という部分で、レース全体として
なかなか溜めづらい展開になったため、適性的にはやはり持続力が必要だった。

脚質的には、(前半だけでもしっかりと溜められた)追い込み→先行という印象
だが、息の入りにくい流れの中で(位置取り的にどうしても1テンポ早い仕掛け
になる)中団の馬には少し厳しかった雰囲気ではある。

フェブラリーSに向けては、近年は少し緩急がつきやすくなっている印象がある
ため、今回の展開で単純に粘ったor浮上しただけでは適性的に少し対応できない
可能性もあり、やはり直線で"鋭い脚"を見せかどうか?が重要になりそう。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

カフジテイク
中団&好位の馬がしっかりとした脚を残せない展開ではあったので、はまった
部分があることは否めない。
それでも最後の一瞬で片を付けてしまう決め手はやはり凄いものがあったし、
フェブラリーSで何も出来ないということは、とりあえずなさそう。
あとは近年の道中で少し溜めが入る傾向…という点で、止まらない前をまとめて
交わせるかどうか?といったところ。

ベストウォーリア
中団の前から進めて(差されはしたが)直線でしっかりした脚を見せての好走。
今回同じような位置取りだった馬が厳しい結果に終わっている中で、展開的には
逆境の立場だったはずだし、重い斤量を背負っていたことを合わせて考えれば、
これは強い競馬だったと言って良さそう。
タイプ的に東京ダ1600mがピッタリという馬ではないが、この2年は溜めが入る
展開にも対応しているし、今年も当然好走が期待できそうな雰囲気。

エイシンバッケン
カフジテイクと同様に、展開に対する位置取り的に、はまった部分はある。
それでも、馬群の中を進んだ直線では、進路がなくしばらくの間追えない状態
だったし、最後にかなり狭い所を割ってからは鋭い脚を見せて→ゴール後は先頭
まで突き抜ける勢いだった。
カフジテイクの陰には隠れているが、実質的にそれに匹敵するかも知れない脚を
使った印象で、これは先が楽しみ。(特に馬場が湿った状態で怖そう)




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posted by 山宗 at 23:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月24日

AJCC回顧(ラップ分析)

レース総括
■前半〜道中が極端に厳しい流れから→上がりも止まり過ぎない展開
■高い持久力&持続力が問われた


AJCC結果
タンタアレグリア2.11.9 35.7 08-09-06-03
ゼーヴィント2.12.0 35.7 10-10-10-03
ミライヘノツバサ2.12.2 36.3 02-03-02-02
ルミナスウォリアー2.12.5 36.2 14-14-10-06
ワンアンドオンリー2.12.5 36.0 10-11-13-12

天候:晴 芝:良
上り4F:48.2 3F:36.3
前半1000m:59.6
12.6-10.8-12.4-11.9-11.9-12.3-11.8-11.9-12.2-11.8-12.3

AJCCラップタイム


レース詳細
ラップタイムを見ると、前半から速く流れ、道中も極端に締まった展開になり、
(多少の緩急はつきつつも)レースを通してフラットに近い形。

今回の特徴は、言うまでもなく前半〜道中の厳しさで、好走するためには当然
高い持久力が必要とされた。

また勝負所などでは一応の緩急はついているものの、レース全体として11秒台の
ラップを刻んでいる区間が多くて、その領域に"居続ける"ための持続力も厳しく
問われたはず。

脚質的には、さすがにこの展開なので、ハッキリと差し有利だったと言えて、
前から進めて潰れた馬が次戦以降で巻き返す…ということは普通にあり得る。

一方で上位陣に関しても、(相対的に言えば)展開面での多少の恵まれはあった
としても、それぞれ特別に楽な競馬はしていないので、素直にその地力は信頼
していいだろうし、当然この先に向けてもしっかりと期待が持てるはず。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

タンタアレグリア
先団のやや後ろから進めて、3〜4コーナーでインからしっかりと押し上げつつ
→直線も止まらずに押し通しての勝利。
4角で少しだけ溜められる瞬間があったので、勝負所〜直線での挙動としては、
ゼーヴィントより楽と言えば楽だったが、こちらは長い休み明けでもあったし、
終始高めのポジションで厳しい展開にある程度つき合った訳なので、やはりその
地力の高さは認めていいはず。
当然この先の期待は大きいし、少しパワーに寄ったタイプ的にも、(個人的に)
宝塚記念まで意識しておきたい感覚。

ゼーヴィント
中団で大きな先行集団をじっくりと眺める…という立場から進めて、3〜4角で
しっかりと捲るような競馬。
最後は、斜めに脚を使ったロスが大きい分伸び負けた印象。
前述のように相手にもマイナスの要素があった訳なので、タンタアレグリアとの
勝負付けという部分では微妙だが、この展開でもしっかり浮上できるのならば、
この馬単体としては当然その地力は認めていいはずで、これはこの先に向けての
1つの大きな裏付けになりそう。
当然、今年の中距離戦線での活躍には素直に期待したい。

ミライヘノツバサ
相当に厳しい展開を好位から受けて立って、4角〜直線でも早めに先頭に立つ
格好から→最後までしっかりと粘り込んだ強い3着。
前走でも一応強い競馬はしているのだが、その時は前半を少し受け流していた
…ということを考えると、今回はこれまでとは一線を画すようなパフォーマンス
だったと言えそう。
他の先行勢が潰れた中で唯一残った…という点でも当然価値は高く、重賞に手が
届くのも時間の問題という雰囲気。しっかり注目しておきたい。




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posted by 山宗 at 20:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月19日

日経新春杯回顧(ラップ分析)

レース総括
■道中がかなり締まった流れから→上がりが掛かる展開
■高い持久力&末脚の持続力が問われた


日経新春杯結果
ミッキーロケット2.25.7 36.0 04-04-03-02
シャケトラ2.25.7 35.7 06-06-05-05
モンドインテロ2.26.0 35.8 06-06-07-06
レッドエルディスト2.26.0 35.3 10-10-10-10
カフジプリンス2.26.2 35.7 08-08-08-08

天候:晴 芝:稍重
上り4F:48.4 3F:36.4
前半1000m:60.2
12.8-11.5-11.3-12.2-12.4-12.3-12.3-12.5-12.0-12.5-11.8-12.1

日経新春杯ラップタイム


レース詳細
ラップタイムを見ると、前半はミドルペースくらいの流れだが、その後が全く
緩まない展開になり、勝負所で多少の緩急は付きつつも、上がりがしっかりと
掛かる形。

今回の特徴は、何と言っても道中の厳しさで、好走するためには高い持久力が
当然必要になったはずだし、地力の足りない馬はしっかりと淘汰されたことで、
上位には自然と実力馬が浮上したイメージ。

また勝負所では、ラップ的には一応溜め→切れという形にはなっているものの、
上位陣はその区間でしっかりと押し上げていることから、実質的にはラスト4Fで
長い脚を使わされる形だったと言えて、末脚の持続力が問われた格好。

この展開であれば、上位の地力は素直に信頼していいだろうし、今後に向けても
普通につながっていくはずで、今回のメンバーの動向には当然しっかりと注目
していきたい。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ミッキーロケット
それなりに引っ張られるポジションから進めながらも、厳しい向こう正面では
ジワジワと押し上げて、勝負所でも積極的に攻めた格好。
それでいて最後まで(惰性ではなく)しっかり押し通す形で競り合いを制した
…という相当に強い競馬。
今回は、神戸新聞杯と比べても、大きくパフォーマンスを更新した格好だし、
これはこの先に向けてかなり面白い存在になった…という印象。
場合によっては、何かしらのタイトルまで手が届いても不思議ではないはず。

シャケトラ
終始勝ち馬を眺めるポジションで進めて、直線では一旦は前に出掛かったものの
→結局は勝ち馬の地力に屈した…という内容。
競馬としてもこちらの方が断然楽をしているし、(斤量も含めて)さすがに相手
とは差を感じるが、それでも展開自体が例年より厳しい中で僅差の2着なので、
この馬単体としては当然高い評価をしていいはず。
現段階では、G1まで考えるとこの先の上積み次第といったところだが、G2
&G3戦線であれば、普通に主役級の活躍が期待できそう。当然注目したい。

ヤマカツライデン
今回は(この馬の持ち味が活きるような)道中をしっかりと締め付ける競馬を
して、それでも大崩れはしていないという点で、一定の地力は示した格好。
今回の内容から、タイプ的には、やはり直長コースでは少し限界がある…という
印象で、そう考えるとベストは…阪神内回りか。
ただ、溜めがあまり効かないため、3000m級に対応できるかは微妙だろうし、
宝塚記念で頑張るにしても、今年はどう考えても相手が揃い過ぎる…。
具体的には難しいが、どこかでタイミングが合えば、しっかり注目はしたい。




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posted by 山宗 at 20:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月11日

京都金杯回顧(ラップ分析)

レース総括
■相当に速い前半から→上がりが少し掛かる展開
■高い持久力&持続力が問われた


京都金杯結果
エアスピネル1.32.8 34.9 06-04
ブラックスピネル1.32.8 34.7 06-08
フィエロ1.32.9 34.6 12-11
アストラエンブレム1.33.1 34.2 16-16
マイネルハニー1.33.2 35.5 02-02

天候:晴 芝:良
上り4F:46.9 3F:35.2
前半4F:45.9
12.2-10.6-11.1-12.0-11.7-11.9-11.5-11.8

京都金杯ラップタイム


レース詳細
ラップタイムを見ると、前半がかなり速くなって、道中も(平均くらいだが)
ほとんど緩まない展開で、上がりは(多少の緩急はつきつつも)少し掛かる形。

今回の特徴は、やはり前半の速さで、そこで引っ張られたことで、当然のように
高い持久力が必要となったはず。
また、ラップの形として、ある程度のスピードを保ったままゴールを迎えている
ことから、一定以上の持続力が問われたことも間違いない。

脚質的には、ある程度前から進めた馬も残っているものの、単純に開幕週だから
…という恵まれでは決してなくて、この厳しい展開を耐えた結果の好走なので、
上位馬の地力はしっかりと認めておきたいところ。
当然この先に向けても、十分につながっていく可能性はあるはず。注目したい。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

エアスピネル
今回は(当然だが)一応斤量を背負う立場ながら、厳しい展開の中である程度
高いポジションにつけて、尚且つ外目からしっかりと攻める正攻法の競馬。
そこから直線も早めに先頭に立つ形で押し切った格好で、これこそ着差以上の
強さと言っていいはず。
次戦は東京新聞杯ということだが、舞台が替わったとしても、とりあえず大きく
マイナスになる要素はないし、当然期待はしていいはず。
(そこを使った後のローテーションが良く分からないが…)

マイネルハニー
今回は、これまでに経験していたレースとは前半のペースが全く違っていたはず
だが、その中で番手からしっかり粘り込んだ強い競馬。
スピード耐性という部分で、新たな一面を見せたと言っていいはず。
この馬は本来、ジワジワと脚を使うというよりも、瞬間的な加速で勝負を決める
タイプなので、ここのスピードが問題ないのであれば、もしかしたら安田記念に
はまる可能性はありそう。その点少し注目していきたい。




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posted by 山宗 at 20:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月28日

有馬記念回顧

レース総括
■平均ペース(有馬記念水準)からの→ロングスパート戦
■高い持久力&持続力が問われた


有馬記念結果
サトノダイヤモンド2.32.6 35.5 04-03-03-03
キタサンブラック2.32.6 35.8 02-02-02-02
ゴールドアクター2.32.7 35.7 03-03-03-03
ヤマカツエース2.32.9 35.1 09-10-13-12
ミッキークイーン2.33.0 35.8 09-09-06-06
シュヴァルグラン2.33.1 35.7 11-10-08-05

天候:晴 芝:良
上り4F:47.6 3F:35.9
6.8-11.3-12.0-11.9-12.1-13.4-12.8-12.9-11.8-11.7-12.1-11.7-12.1

有馬記念ラップタイム


レース詳細
ラップタイムを見ると、前半はミドルペースで入って、道中は1〜2コーナーで
一旦落ち着く形ではあるものの水準としては平均的な流れになり、その後向こう
正面で一気にペースアップして→(多少の緩急はつきつつも)最後まで一定に
近いスピードを維持する形。

今回の場合、平均に近い流れとは言え、元々水準の高い有馬記念の平均なので、
スローに流れた昨年&一昨年とは一線を画した扱いになり、馬場改修してからは
初めてこのレースらしい内容だった。当然まずは高い持久力が問われたはず。

またもう1つの特徴は、向こう正面の下り坂からかなり速いラップを刻むロング
スパート戦になった…という部分で、そこから最後までほとんど落ちない形に
なっていることからも、適性的には高いレベルでの持続力が必要になって、この
点でも、本来の有馬記念らしいレースだったと言えそう。

当然、この展開でしっかりと勝ち負けした馬たちの地力は信頼できて、この先も
益々活躍することは間違いないし、来年も普通にそこを中心に周っていくはず。


問題のサトノノブレスの挙動に関しては、確かに(鞍上本人がそう言っているの
だから)キタサンブラックは、3角手前辺りから元々の思惑よりも1テンポ早く
動き出す格好になったことは間違いない。

ただしその直後、ラスト3Fの区間のラップは一旦溜める形になっていて、レース
としては、そこをじっくり進めた馬と⇔動いた馬の間で、ハッキリと明暗が分か
れた結果になっている。

つまり、早仕掛けが、3〜4コーナーで外を攻めた馬の脚を消して→前の馬を
残りやすくする…という、絶妙に緩急のついた展開を作り出した印象になって、
(突っかかった動きが)戦略面でのアシストになった可能性すらある。

その点、立ち回りに不安があったサトノダイヤモンドからすると、コーナーで
(得意ではないはずの)細かい脚使いをさせられた…という見方もできて、今回
勝ち切れたのは、単純に勝負所でギリギリまで我慢させたルメールJの判断力と
馬自身の地力…というだけだと感じる。
(正直、チャンピオンズCのブライトライン程の影響はなかったように思える)


最後に、この週末は全体的に上がりが掛かる傾向にあったし、有馬記念も平均
よりも上がりは遅くなっているのだが、それでも要所では内を(少なくとも外を
回し過ぎずに)進めた馬が上位を占める形になった。

前2年もそうだが、(開催中コース替わりもないのに)これ程に内の良さが残る
…というのは、やはり馬場改修の効果は絶大だと言えそうで、王者が勝負所外を
悠々と浮上して→直線堂々と押し切る…というような、以前の有馬記念はもう
存在しない…という雰囲気。

この先も持続力という部分では引き続き高いものが問われるだろうが、それに
プラスされて問われるのは、パワーではなく、スピード&立ち回り。
ジョッキーの判断力という部分も、より重要になってきそう。
その点はしっかりイメージを更新しておきたい。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

サトノダイヤモンド
まずは、1〜2コーナーのペースが落ち着く場面で押し上げつつ→勝負所では
ギリギリまで待つ…という、ルメールJの騎乗は本当に素晴らしかった。
馬自身も、これまでにはない立ち回りを見せたし、ラスト1Fも11.7〜11.8秒で
伸び切る…という相当な持続力を発揮した格好で、全く文句のない内容。
おそらく現段階では、(個人的にはそうは思っていないが)サトノノブレスの
アシストがあった中でのクビ差なので、世間的にはキタサンブラックに対して、
互角か少し上…くらいの扱いになるのだろうが、かなりゆったりしたタイプ的に
今回の小回りでのロスは大きかったはずで、それでも差し切ったというのは、
(個人的には)もはや「抜けて強い」としか言えない。
この先は素直に、絶対王者として注目していきたい。

キタサンブラック
上記したように、3コーナー手前の攻防に関しては、むしろこの馬の持続力&
持久力(惰性力)を最大限に引き出す結果になったと(個人的には)思えるし、
鞍上の騎乗も完璧だったと言えそう。
したがってこの馬自身、しっかりと強い内容を示した格好で、それでも負けた
…というのが今回。これは相手(コンビ)を褒めるしかない。
来春が今年と同じローテーションであれば、当然適性は全て合っている訳だし、
そこでの好走は普通に期待できる。
ただし、凱旋門賞に関しては、どちらかと言えばシャンティイ向きには思える
ので、もし目指すとしたら1年遅い…のかも。

ミッキークイーン
サトノダイヤモンドの軌道を少しなぞるように、ラップの落ち着いた場面で外を
押し上げて、3〜4コーナーでは徐々に内に寄せつつ→直線までじっくりと待つ
…という競馬。
そこからはさすがに上位との実力差でなだれ込むだけに終わったが、少なくとも
外を強引に回して→最後苦しくなった、掲示板圏内を争った馬たちと比べれば
本当に素晴らしい内容で、これは浜中Jの好騎乗だったと思える。
この先の有馬記念では、おそらくこういった工夫が物を言うはずで、今回のこの
馬の挙動はしっかりと記憶に留めておきたいところ。




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posted by 山宗 at 21:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月21日

朝日杯FS回顧

レース総括
■落ち着いた流れからの→上がり勝負
■切れが問われた


朝日杯FS結果
サトノアレス1.35.4 34.1 13-12
モンドキャンノ1.35.5 34 14-14
ボンセルヴィーソ1.35.8 35.2 01-01
ミスエルテ1.35.8 34.7 06-08
トラスト1.36.1 35.4 02-02

天候:晴 芝:良
上り4F:47.1 3F:34.8
前半4F:48.3
12.8-11.2-11.6-12.7-12.3-11.5-11.2-12.1

朝日杯FSラップタイム


レース詳細
ラップタイムを見ると、前半はミドルペース〜ややゆったりした流れになって、
道中は一旦しっかりと緩む展開、その後勝負所で大きく加速しつつ→ラスト1F
だけ落ちる形。

今回の特徴は、やはり(少し掛かる馬場だったことを考えても)前半〜道中が
落ち着いたという点で、適性的には当然切れが問われた格好。

この展開では、さすがにこの先に向けての地力面の大きな裏付けということには
ならないため(個人的にサトノアレスは強いとは思うが)、あくまでこのレース
の扱いは、適性面での1つの裏付け程度に止めたい感覚。
とにかくあまりにも書くことがない。早々に有馬記念に気持ちを切り替えたい。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

サトノアレス
中団の後ろから進めて、直線外を鋭く伸びて差し切った内容。 4コーナー〜直線での動きもかなり際立っていたし、前走に引き続き素晴らしい
切れ味を発揮したと言えそう。
地力の面では、まだ具体的に(データ的に)強いレースをしていないので、当然
もう少し見守る必要はあるが、馬体などからは厳しい展開でもこなしてきそうな
印象にはなるので、今後普通に活躍する可能性はあって良さそう。
とりあえず注目はしていきたい。




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posted by 山宗 at 19:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月14日

阪神JF回顧

レース総括
■前半ある程度速い流れから→しっかりと加速する展開
■一定の持久力&切れが問われた


阪神JF結果
ソウルスターリング1.34.0 34.8 03-04
リスグラシュー1.34.2 34.5 15-13
レーヌミノル1.34.5 35.2 05-05
ディーパワンサ1.34.8 35.3 06-09
ヴゼットジョリー1.34.9 35.2 13-13

天候:晴 芝:良
上り4F:47.3 3F:35.2
前半4F:46.7
12.4-11.0-11.3-12.0-12.1-11.5-11.5-12.2

阪神JFラップタイム


レース詳細
ラップタイムを見ると、前半ある程度速くなって、道中は平均的ながらもそれ程
緩まない展開で、勝負所でしっかり加速しつつ→ラスト1Fは落ちる形。

今回の特徴は、まずは前半〜道中がそれなりにしっかりと流れたことで、そこで
引っ張られる形から、レース後半では当然一定の持久力が問われたはず。

また展開としては、このコースのデフォルトに近いイメージで、一旦溜める格好
から→しっかり加速する形になっていて、適性面では、やはり切れを備えている
ことが重要になった。

脚質的には、多少は前に有利な印象ではあったが、そもそもその要因としては、
「内有利な馬場」による影響が大きかったため、位置取りよりも通ったコースに
よって、それぞれのパフォーマンスの価値を考えておきたいところ。

どちらにしろこの展開であれば、レベルとしては十分な扱いになり、この先への
つながりは当然意識していいだろうし、(多少の上げ下げは考えつつも)今回の
上位馬の今後にしっかり注目していきたいところ。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ソウルスターリング
好発から終始最内を通って、内有利な馬場という条件の中で、恵まれた部分は
少なからずあった。
それでも、それ程楽ではないペースをしっかりと好位で追走して、直線も余裕を
持って押し通した内容はやはり強いし、その地力は当然認めておきたい。
一方で、一応まだ底を見せていない扱いだし、適性面ではハッキリとしたことは
言えなくて、その点は今後、どのタイミングでパフォーマンスが変動するのか?
というところをしっかり見極めて判断したいところ。観察中。

リスグラシュー
スタートで立ち遅れて、勝負所〜直線も大外を通る形でしっかりと浮上。
この週の、内有利で外差しがなかなか決まらない馬場を考えたら、これはやはり
相当に強い内容と言っていいはず。
(他の上位陣は最初から内を通ったかor直線で何かしらの工夫をしている)
このパフォーマンスを示せるのであれば、当然この先への期待は大きくなるし、
とりあえずは次戦、すぐにでも巻き返す(前進を示す)可能性は高い。
注目しておきたい。

ヴゼットジョリー
休み明け&外枠発走という厳しい条件の中で、4角〜直線では内に進路を選択
して、(最後は狭い所に突っ込んで制裁を受けたが)しっかりと掲示板は確保。
これはなかなかの和田Jの好判断だったと言えそう。
馬自身に関しては、上位2頭に対してどこまで…という判断は現状では難しい
のだが、今回逆境の立場だったことは確かなので、一定の地力は当然認めていい
だろうし、次戦以降での巻き返しにまずは期待したいところ。




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posted by 山宗 at 20:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月13日

香港カップ回顧

2016香港カップラップタイム
26.79-23.31-23.24-23.46-24.15 2.00.95

1着モーリス 27.63-24.07-23.60-22.86-22.79
3着ステファノス 27.19-23.71-23.56-23.26-23.77 2.01.49
4着ラブリーデイ 27.03-23.87-23.64-23.38-23.58 2.01.50
9着クイーンズリング 27.51-23.99-23.64-23.18-23.76 2.02.08
10着エイシンヒカリ 26.79-23.31-23.24-23.46-25.38 2.02.18

香港カップラップタイム


レース詳細&雑感
ラップタイムを見ると、スタート直後は少しゆったりと入った格好だが、道中は
極端に締まった展開になって、レース後半は徐々に減速していく形。

もちろんこれはエイシンヒカリが飛ばして作ったラップだが、離れたところから
進めた後続に関しても、それぞれが刻んだラップを見れば、道中を2F:23秒台
半ば〜後半(つまり普通に考えれば1F:11秒台後半)で走っているし、尚且つ
後半は、前を追い掛ける形で仕掛けが早くなっているため、やはり一定の持久力
&高い持続力が問われたと言えそう。


その中で、まずはエイシンヒカリに関して。

勝ち切った昨年と比較して、前半はゆったりと入ったものの、道中を極端に締め
付けた格好で、直線はさすがに厳しくなって、ただただ失速という内容。
ミドルペース(それでも速いが)の一貫したラップを最後まで刻み続けた昨年の
"美しい"逃げ切りとは、似ても似つかないものだった。

2015年 26.17-23.47-23.75-23.59-23.62 2.00.60

スタート直後の流れがスローに感じた中で2角で他馬に競り掛けられた瞬間は、
(個人的に)「ナイスアシスト!」とは思ったのだが、自身がその後さすがに
やり過ぎた…というだけ。
基本的に粘りというよりも持続というタイプ(玉砕覚悟で行くだけ行くという
馬ではない)だけに、少し残念なレースではあった。(掛かった?)

とは言え、イスパーン賞だけでもファンとしては大満足。
お疲れ様と言いたい。


そして、モーリスに関して。

スタートで出遅れたことで、例えばエイシンヒカリが(仮に昨年と同じレベルの
状態にあったとして)一貫したラップを刻み→そのまま粘り込んでいたとすれば
単純比較の計算上は差せていない扱いなので、危うさもなかった訳ではない。

それでも実際には、高い地力が問われる厳しい展開になり、他の馬が(早仕掛け
から)最後ラップを落としている中で、自身はラスト1Fも(おそらく)11秒台で
まとめた格好で伸び切っての圧勝。
その持続力&持久力(余力、底辺の高さ)はやはり相当なもの。

こちらは有終の美という格好だし、今はただお疲れ様というだけであまり実感は
ないが、ロードカナロアの後のスプリント路線と同じように、この先(おそらく
しばらく続く)マイル路線の空白を感じることで、その偉大さに改めて気づく
…ということになりそうな予感。
凄い馬だった(歴代最強マイラーかも)と思う(未来完了形)。



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posted by 山宗 at 21:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

香港ヴァーズ回顧

2016香港ヴァーズラップタイム
25.29-24.48-24.55-24.35-23.42-24.13 2.26.22

1着サトノクラウン 25.93-24.60-24.71-23.83-23.70-23.45
2着ハイランドリール 25.29-24.48-24.55-24.35-23.42-24.21 2.26.30
4着ヌーボレコルト 25.97-24.72-24.91-24.03-23.62-24.24 2.27.49
5着スマートレイアー 25.69-24.68-24.63-23.91-23.86-24.79 2.27.56

香港ヴァーズラップタイム


レース詳細&雑感
ラップタイムを見ると、前半からある程度速い入り方をして、道中は全く淀みの
ない締まった展開、その後ラスト4Fからの区間でしっかりペースアップしつつ
→最後だけ少し落ちる形。

今回の特徴は、言うまでもなく道中の厳しさで、(徐々にペースアップして行く
振るい落としはありつつも)基本は直線勝負という例年とは一線を画した内容。
当然、かなりの持久力が問われたはず。

この展開を自ら作って、直線で一旦はしっかり突き放したハイランドリールは
相当強くて、(結果は2着でも)勝ち切った昨年とは価値が全く違っているし、
同じような厳しい展開で好走した凱旋門賞&BCターフに引き続き、しっかりと
その地力の高さを見せつけた…という雰囲気。

2015年 25.84-25.61-26.09-24.19-23.64-23.06 2.28.43
1着ハイランドリール 25.84-25.61-26.45-24.19-23.56-22.78

これを最後の最後に差し切ったサトノクラウンに関しても、やはり高い評価が
出来て、(日本での競馬と比べれば前半をかなりゆったり入ってはいるものの)
道中ではしっかり溜められた訳ではなく、そこからラストの5F〜6Fの長い区間で
11秒台を刻みつつ→直線伸び切っての勝利なので、その持続力は相当なもの。

日本でこれと同じようなパフォーマンスを期待できそうなレース…と考えると、
やはり有馬記念になるが…、この先出走があるのかどうか?は微妙なところ。
出来れば来年は、前半は欧州(特にキングジョージ)→後半は最終的に有馬記念
…というローテーションを(個人的には)期待したいのだが…。



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posted by 山宗 at 20:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月06日

チャンピオンズC回顧

レース総括
■前半からある程度流れて、道中極端に締まる形から→上がりが掛かる展開
■高い持久力が問われた


チャンピオンズC結果
サウンドトゥルー1.50.1 35.8 14-14-14-13
アウォーディー1.50.1 37.0 06-06-06-05
アスカノロマン1.50.2 37.4 02-02-03-02
カフジテイク1.50.3 36.0 15-15-14-15
アポロケンタッキー1.50.5 36.9 10-10-10-11
ノンコノユメ1.50.5 36.6 10-11-13-13

天候:曇 ダート:良
上り4F:49.5 3F:37.7
前半1000m:60.6
12.7-10.7-12.9-12.5-11.8-11.8-12.4-12.3-13.0

チャンピオンズCラップタイム


レース詳細
ラップタイムを見ると、前半は(極端ではないが)ある程度速い流れになって、
道中は向こう正面〜3コーナーが極端に締まった展開、そこから勝負所では一応
加速は示すが、基本的には最後しっかり落ちる形。

今回の場合、前半もある程度流れているのだが、それ以上に特徴的なのはやはり
道中の厳しさという部分で、前の馬も後ろの馬もそこで脚を使う形から→終いの
粘り勝負になり、適性的には持久力の高さが物を言った印象。

脚質的には、この展開なので当然差し有利だと言えて、勝ち馬をはじめとして、
2桁のポジションから進めた馬がラスト1Fで一気に浮上して来た訳だが、その
中にあって、ある程度好位から残った馬(特に3着馬)の強さは光るし、巻き
返しは必至だと思える。

それにしても今回気になったのは、やはりブライトラインの挙動。

ノースヒルズ軍団のラビットとしての役割があったのかどうかは分からないが、
元々楽ではないペースの中で、(無謀とも言える)向こう正面からの動き出しで
コパノリッキーなど前の馬をスウィープ(&自身がaway)して、アウォーディー
兄弟のお膳立てをしたイメージ。

そのアウォーディー自身、(正攻法と言えば正攻法だが)ダートトップクラスの
内容としてはそこまで強気な競馬だったとは言えないし、1テンポ遅らせた格好
から→最後はしっかり浮上して来て、9割方は上手くいっていた。

ただ、その恩恵を最も受けたのがサウンドトゥルーだった…という皮肉。
その観点からはなかなか面白いレースではあった。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

サウンドトゥルー
今回は、終いの粘り勝負という、この馬の大得意な展開がライバル陣営によって
もたらされて、恵まれた部分はやはり大きいのだが、それでも4角〜直線での
大野Jの無駄のないコース取りは光っているし、そもそもこの展開を浮上できる
こと自体、地力がなければ出来ないこと。その点は素直に称賛したい。
ただこの先に関しては、このような展開の再現…というのは、さすがに難しい
部分はあるので、どうしても善戦まで…のイメージにはなってしまう。

アウォーディー
展開自体が崩れる形で、自身が良い脚を使ったというよりも、相対的な余力の
差で浮上した格好のため、最後ソラを使った…という噂は眉唾物だし、そもそも
しっかりとしたアシストがあった中での負けなので、言い訳はできないはず。
それでも、中団前目のそれなりに高いポジションから、しっかりと勝ち負けを
演じた地力は信頼できるし、この先の活躍は当然期待できる。
東京大賞典、川崎記念と、距離延長しての前進も必至。注目しておきたい。

アスカノロマン
一応は内でじっくりという競馬ではあったが、この展開で好位からしっかり粘り
込んだこと自体、相当強いし、その地力は当然認められる。
前走もそうだし、元々レパードSで切れ負けした経歴から考えると、東京大賞典
というのは微妙…に思える部分もあるが、スタミナ条件になれば可能性としては
好走もあって良さそう。当然、再度東海Sへの出走があれば期待大。




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posted by 山宗 at 20:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月30日

ジャパンC回顧

レース総括
■前半ゆったり、道中ミドルペースから→しっかり加速する展開
■切れ(&一定の持久力)が問われた


ジャパンC結果
キタサンブラック2.25.8 34.7 01-01-01-01
サウンズオブアース2.26.2 34.5 07-07-09-09
シュヴァルグラン2.26.3 34.4 09-09-12-10
ゴールドアクター2.26.4 35.1 03-03-03-02
リアルスティール2.26.4 35.1 03-03-03-02

天候:小雨 芝:良
上り4F:46.6 3F:34.7
前半1000m:61.7
13.3-11.3-12.6-12.3-12.2-12.5-12.7-12.3-11.9-11.2-11.4-12.1

ジャパンCラップタイム


レース詳細
ラップタイムを見ると、前半はゆったりした入り方をして、道中はミドルペース
くらいの流れ、その後3〜4コーナーから徐々に加速しつつ、ラスト3Fで一気に
加速して→直線は右肩下がりの形。

今回は、先行争いという要素が全くなかったため、前半はやはり落ち着いた格好
だが、馬場を考えれば、道中のペースは遅くなくて(速くもないが)、一定の
持久力は必要になったはず。

また勝負所では、このコースらしくしっかり加速する展開になり、適性的には
当然切れが問われた格好で、そこから直線は(特に坂上は)惰性勝負…という
イメージになったことで、比較的ゆったりした走りをする、長距離に適性のある
タイプに向いた印象。

とにかく今回は、綺麗過ぎてあまり書きたいことが浮かばない。

数学のよう。正論を突きつけられて黙るしかない感覚。
でもJCはこれでいい(個人的に)。これと反対のものは有馬記念に求めたい。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

キタサンブラック
前半&勝負所で強気に競り掛けるような馬がいなかったことがまずは大きいとは
思うが、向こう正面では(恐らく"敢えて")ペースを落とし過ぎず、最低限の
振り落としはしているし、終始馬場の良い所を選んで走り、(展開的に大きな
加速は示しているものの)徐々にペースアップする形から→4角を大きく回った
ことで減速させなかったコーナーワークなど、これはもう完璧な騎乗。
馬自身に関しても、ラストは持ち前の惰性力を発揮して突き放してみせたし、
その強さは疑いようもない。
東京でこの競馬が出来て、激し過ぎる宝塚記念を粘れる馬が、有馬記念で簡単に
負ける訳がない。素直にG1連勝に期待したい。

サウンズオブアース
競馬自体は(道中でポジションを下げて脚を溜める形で)昨年と似たような内容
だったが、1コーナーで不利があり、勝負所はゴールドシップの捲りに対応して
早仕掛けをしなければならなかった昨年とはスムーズさが全く違った。
とにかく持続力の方に寄っている分、瞬間的な動きに問題があり、ゴチャつきに
巻き込まれたり勝負所で遅れを取ったりして、勝負に間に合わないことも多い馬
だが、(今回の場合は外を回しても勝負になる馬場という)環境面さえ整えば、
これくらいは出来る(地力も性能も高い)存在…ということだろう。
その点、(個人的に)改めて認識させられた。
有馬記念に関しては、昨年は最後に際どく迫って2着した訳だが、勝負所では
完全に遅れを取った格好で、好走は(スローな流れの中)前半で作った貯金の分
という気もするし、その再現がなるかどうかは微妙な印象。もう少し考えたい。

シュヴァルグラン
ある程度パワーが必要だった馬場が向いたことは間違いないと思うが、前走と
同様に大きく加速する展開で好走したこと自体、やはり今の充実振りが窺える。
もちろんしっかり浮上したのはラスト1Fなので、この結果は惰性の部分、つまり
スタミナ面での強さを発揮した格好ではあるが、どちらにしても、その地力の
高さは当然認めておきたいところ。
有馬記念に向けては、パワーや持続力という点では適性的に合っている一方で、
小回りは微妙な印象になるので、捲れるような状況であれば…といったところ。
その点、改修後はスピードや立ち回りという要素が、より重視されるレースに
なっている雰囲気ではあるため、難しさはあるのかも。これもまた考えたい。




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posted by 山宗 at 20:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月23日

マイルCS回顧

レース総括
■前半〜道中が締まって(特に後者)→上がりが掛かる展開
■スピード耐性&高い持続力が問われた


マイルCS結果
ミッキーアイル1.33.1 35.6 01-01
イスラボニータ1.33.1 35.0 06-05
ネオリアリズム1.33.2 35.6 02-02
ダノンシャーク1.33.4 34.8 12-11
サトノアラジン1.33.4 35.0 08-08
フィエロ1.33.4 35.1 08-08

天候:曇 芝:良
上り4F:47.0 3F:35.6
前半4F:46.1
12.3-10.9-11.2-11.7-11.4-11.7-11.6-12.3

マイルCSラップタイム


レース詳細
ラップタイムを見ると、前半は(平均的ながらも)ある程度速い流れで、道中は
しっかりと締まった展開、その後勝負所で微妙な緩急がついて→ラストがかなり
落ち込む形。

今回の場合、勝ち馬が加害馬なだけに、最後の斜行案件がどうしても目立って
しまっているのだが、何だかんだ差し馬が強いレースで、前半〜道中が厳しく、
上がりが掛かる展開だったのに→前が残った…という点で、展開としても結果
としても、なかなか特徴的なレースだった。

ここ10年くらいのレースを振り返っても、厳しい展開になった他の年はやはり
普通に差し馬が浮上しているし、最初はなかなか咀嚼し切れなかったのだが、
もう1年だけ遡ると比較的近いレースがあった。

2005年 12.2-10.6-11.4-11.5-11.4-11.5-11.3-12.2

展開としては、前3Fが34.2秒という、それなりに速いものの速過ぎない流れで、
全く淀みのない道中から→勝負所で微妙な緩急がついて→ラストが落ちる形。
レース全体の比重では、道中水準の高さが(今年と同様に)特に際立っていた。

レースの結果としては控えたハットトリックが勝ち切ってはいるのだが、それを
除くと(強引だが)、ダイワメジャーが前から粘り込んでの2着、中団からの
ラインクラフトが最後に唯一浮上して3着、好位から進めたダンスインザムード
&バランスオブゲームがそれぞれ4&5着、一方で3連覇を目指した1番人気
デュランダルは8着に飛んだ。

これだけ似ている展開だった年が、今年と同じような結果になっているという
ことは、そこにはやはり理由がありそうで、とりあえず思いつくのは、前の馬が
(無理をしない範囲で)締め付けることによって→後ろの馬の鋭い脚を消して
→結果的に前が残る…というパターン。

もちろん道中が締まった年は他にもあるが、前半で、後ろの脚が消える程度には
引っ張って(35秒台ではダメ)、尚且つ極端には脚を使い過ぎない(33秒台では
ダメ)…という流れだった年は他にはない。
狙ったかどうかはともかくとして、絶妙なペース配分の賜物だと言えそう。

どちらにしても、この展開を残るにしろ、浮上するにしろ、高い地力を備えて
いなければ難しくて、実際に2005年の例で言えば、絶対的な存在になっていった
ダイワメジャーは当然だとしても、上に挙げた他の上位陣もその後(その前から
だが)G1でしっかりと活躍している。

当然、今回の上位陣に関しても、特にスピード耐性&持続能力の高さ…という
部分で信頼出来て、この先の期待は大きい。

※ついでと言っては何だが、この展開の中で1枚上の決め手を発揮して勝利した
当時のハットトリックの強さ(ピークは1ヶ月くらいだが)…というのも再認識
しておきたいところ。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ミッキーアイル
スプリントで磨いたスピードで、全く無理をせずに先手を奪えたことはやはり
大きいだろうが、道中の締め付け&勝負所での微妙な緩急によって、後ろの脚を
キッチリ消した格好で押し切った内容は、文句なく強い。
そのペース配分もそうだが、4コーナー〜直線入り口では、"R.ムーア"が隣で
プレッシャーを掛け続けていた状況の中で、溜め→切れという形で真っ直ぐに
力を使っていて、鞍上も、最後の部分以外は本当に完璧な騎乗だったと言える。
1200mではどうしてもG1に手が届かない状況でこの競馬を見れば、この先、
マイルより長い距離を走ったらどうなのか?という感覚になるし、実際に可能性
としてはなくはなさそう。そのあたりも含め、今後も当然注目していきたい。

イスラボニータ
不利を受けないところにいたことも事実だが、中団の少し前から進めて、最後
唯一しっかりと迫った形で、これは当然地力の証明になっているし、個人的にも
(レース前裏付けが薄いと考えた)イメージを更新しておきたい。
ルメールJの騎乗に関しても、直線に入ってから全力で追い出すのを1テンポ
遅らせていて、脚の使い所という点でさすがの内容だった。
(春の池添Jと同じく、もう1度くらいは2着がありそうな雰囲気ではあるが)
この馬に関してはミッキーアイルとは逆で、このスピードにヘコ垂れないので
あれば距離短縮したらどうだろう?という感覚になって、実際に2005年に同じ
ような競馬をしたラインクラフトはその後の高松宮記念で2着。
中距離ではあと1つ足りない結果ばかり…ということを考えれば、挑戦してみる
価値は十分ありそうには思える。

ネオリアリズム
番手からミッキーアイルのペースにしっかりつき合った内容で、結局最後は跳ね
返されてはいるものの(不利もあるが)、そのスピード耐性は当然認められる。
ただし今回は、少し忙しい雰囲気ではあったので、この先はやはり距離延長して
こそだと思うが、2005年の例でもう1つ被せて言えば、イメージ的に似ている
バランスオブゲームは、その後宝塚記念でディープインパクトの3着。
今の時代で言えば、大阪杯にはまる可能性は大きそう。当然注目はしてたい。

サトノアラジン
中団から内目を突いて、最後ジワジワ浮上しつつ→斜行の影響を受けて終了。
不利による負けという部分も当然あるが、それでも基本的に得意なはずの惰性
勝負の中で、しっかり差し切るほどの脚色だった訳でもない…というところが、
やはりスピードに殺された感が否めない。
この内容を見ると、1400mの重賞を2勝もしてはいるものの、(個人的には)
やはりもう少し長いところに適性があるように思えて仕方がない。
その点、この路線では適鞍…というのが正直分からない。難しい存在。




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posted by 山宗 at 15:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月16日

エリザベス女王杯回顧

レース総括
■ゆったりした流れからの→上がり勝負
■決め手(切れ)が問われた


エリザベス女王杯結果
クイーンズリング2.12.9 33.2 09-09-09-07
シングウィズジョイ2.12.9 33.7 04-03-03-03
ミッキークイーン2.13.1 33.6 07-07-06-05
パールコード2.13.2 34.0 02-03-03-03
プリメラアスール2.13.4 34.6 01-01-01-01

天候:晴 芝:良
上り4F:46.0 3F:34.1
前半1000m:61.8
12.5-11.2-12.8-12.7-12.6-12.6-12.5-11.9-11.5-11.2-11.4

エリザベス女王杯ラップタイム


レース詳細
ラップタイムを見ると、前半ミドルペース〜ややゆったりとした流れで、道中も
かなり落ち着いた展開、その後3コーナーの下り坂から(徐々にではあるが)
しっかりと加速して、上がりの速くなる形。

今回の特徴は、やはり前半〜道中の遅さで、細かい緩急という点でも特に目立つ
ような動きがなくて、完全な上がり勝負と言って良さそう。

適性面でも、このコースなので一応は持続的な要素もあるものの、切れという
要素の方が結局は重要だった。

脚質的には、(一応距離適性があることが条件だったとは思うが)好位の馬でも
しっかりとした上がりを使えていて、スローな展開のイメージそのまま、これも
はっきりと前有利。

この先に向けては、この展開なので(少なくともこのレースだけを理由にして)
地力の面で信頼するのは危険で、基本的には(溜めや切れと言った)適性的な
裏付け…という扱い方をしておきたい。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

クイーンズリング
スタートでやや立ち遅れて中団後ろからになり、そこから終始インにこだわった
競馬をして、直線で進路確保に少しだけ苦労したものの、最後までしっかり伸び
切っての勝利。
この馬に関しては、持続やスピード…という要素に少し偏っているイメージでは
あったのだが、前走&今回で、しっかりと溜めを効かしつつ→かなりの決め手
(切れ)を発揮して、適性の幅を広げた感がある。
イメージ的には昨年のラブリーデイに似たものを感じるし、そう考えると、今が
ピーク…ということはハッキリ言えそう。
もうしばらくの間、あまり逆らわない方がいいのかも。

ミッキークイーン
最内枠発走で、スタートもかなり良かったので、もう少し内にこだわる選択を
していれば…という部分はあるのだが、(最後はしっかりと迫っているものの)
勝負所の加速の部分での鈍さというのはハッキリと感じたし、結局は休み明けの
影響…というのは否めない。
ここを一応叩いて次に期待…と言いたいところだが、元々有馬記念向きという
馬ではないし、JCはローテーション的にキツい。
この先を考えると言っても少し難しい印象…。

パールコード
大外枠発走で、ペースを見ながら…という考え方だったのか、スタート直後は
じっくりと構えつつ→途中から急に方針転換して、1コーナーまでに好位に取り
付く…という競馬。
そこから流れに逆らわずにじっくりと進めて、直線は粘っているものの、最初に
脚を使っている分、しっかりとした決め手までは繰り出せなかった。
元々切れに優れた馬でもなく、ペースがペースなので、(前半で無理に脚を使わ
ないで)控えていても、浮上出来ていたかは微妙だし、これは仕方がない内容。
それでも今回の走りを見る限り、この舞台&距離への適性はしっかり感じたし、
地力勝負になればやはり面白そうな存在。来年また期待したいところ。

マリアライト
せっかくの内枠を引きながら、ミッキークイーンのガードで最内には入れず、
1コーナーでも斜行の影響を受けて外に振られ、外を回す格好になったことが
やはり大きかった。
それでも3〜4コーナーでは加速に対応し切れていなかったように、この展開に
対しては、切れ負けという部分も正直あって、この結果は不利を受けた影響だけ
とは言えない。
単純に、相手は当然厳しくなるものの、適性が合う有馬記念の地力勝負での巻き
返しに期待したいところ。




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posted by 山宗 at 20:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする