凱旋門賞回顧2017


凱旋門賞2017ラップタイム


レース映像に表示されたラップ
87.10-112.38-120.94(明らかに400mよりも手前で計測)-148.69

今回、中継の映像がラスト3F~2Fの区間を8秒台で通過…というとんでもない
ラップを表示してきたので、まずはこれは使えない。
(しかもラスト2Fの地点では計測すらしてくれない…)

目測ラップ(誤差は±コンマ1秒以内。たぶん)
87.10-112.38-124.1-136.2-148.69(12.39/F)
87.10(12.44/F)-25.28(12.64/F)-11.7-12.1-12.5


展開&考察


ラップのバランスから考えると、前半~道中は速過ぎずも遅過ぎない淀みの
ない流れで、コーナーで(緩みはしないが)少し落ち着きつつ→直線に入って
しっかり加速して→ラストは右肩下がり…という展開。

ひと言で言えば、今回は「ミドルペースからの切れ勝負」といったところで、
この水準ならば当然一定の持久力は問われているはず。

勝ったエネイブルは、好位から進め、勝負所~直線じっくりと構えつつも→
ラスト2F辺りで追い出されると、一気に抜け出しての押し切り。
文字通り一瞬で勝負を決めた格好で、最後は少し詰められていることからも、
"切れ"を示した…という表現で問題ないはず。
(もちろん持久力の高さに裏付けされた上での切れ)

サトノダイヤモンドは、中団の外を進み、直線特別に目立った伸びは示せず、
馬群全体と同じようになだれ込みつつ→ラスト1Fはキッチリと脚が上がって
沈んだ内容。
前哨戦のフォワ賞ほど極端ではないにしろ、今回も道悪での加速勝負。
フットワークが売りの馬には単純に難しかった。ほぼ同じ敗因という雰囲気。
(→フォワ賞回顧

その状況を変えられたとすれば、サトノノブレスが、後半に加速が入る余地が
ないレベルで飛ばして→地力(オンリーの)勝負に持ち込む…というくらい
しか思い浮かばないが、前走よりも一応ペースが上がっている中で全く前進を
示せず…では、それもどこまで効果があったか?という感覚にはなる。

結局のところ、(前提として個人的にこの馬の実力は全く疑っていないので)
走法⇔馬場という適性の問題に帰着するのだろうし、少なくともこの短期間
では"慣れる"ことも出来なかった…ということ。

春先からもっと長い期間滞在する…というのも(それが効果的かどうか?も
含め)あまり現実的ではないし、この手のタイプではやはり難しいと、改めて
思い知らされたこと自体が、大きな収穫。(納得の敗戦)

結果がどうであれ、サトノ陣営の今回の挑戦には大きな拍手を送りたいし、
サトノダイヤモンドには、日本の走りやすい馬場で、もう1度本来の強さを
見せて欲しい。

ある程度予想はしていても落ち込む部分はもちろんあるのだが、前を向いて、
来年のソウルスターリングに期待したい。
(最終的にはオルフェーヴル産駒あたりで勝つのがやはり理想だが…)

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